【再読】経営リーダーのための社会システム論

『地獄への道は善意で舗装されている』と言う諺が欧州には有るそうです。
人間は習慣の動物でも有るので、社会的構造に思考も強く影響を受けます。

便利な時代に翻弄されるように避けられない未来は有るかもしれませんが、それでも未来を創り出すのは少数のリーダー達です。
勿論、破滅にも向かう事が出来るので注意は必要ですが、リーダー教育をしっかりとしていけば、正しい道を歩むリーダーは輩出できると確信しています。
ホモサピエンスとしては20~30万年大きな変化は無く、文字が出来て5千年で大体の思考レベルは追及されていると思います。
より良い未来になりつつあるものの、弱い人間は低きに流れてしまうために様々な不幸も発生しています。
それでも大きく長い目で見れば世の中は間違いなく正しい方向を目指していると感じます。
常に時代は変わり続ける事も有り、初めての課題と向き合い続けてもいます。
産業革命以降、地球を巻き込んだ大きな変化を人類はもたらしています。
この変化が人類社会にどのような影響を与えるのか、リーダーは考え続けています。
リーダーだけでなく、皆で考え行動をしていく必要も有ります。
便利な世の中だからこそ、自分の頭で考えることの価値がさらに高まっていると感じます。
システム構成員として動く必要も有りますが、常に歯車のままで良いわけでは有りません。
今の世の中に求められている事は何であるか、次世代に何を遺すべきか考え、実行していく事が生きている人間の使命であると考えています。

大学院にも通い、データでみる様々な事実を見せつけられる度に、日本人として何が残せるのか、地球人として何を遺すべきなのか、根源的・長期的に考える機会が増えています。
大切なことは適切な問いを立てることと、それをド真剣に受け止めて考え実行する事だと思います。
世界や社会は変えられないように見えるかもしれません。
事実、容易に変化をすることは有りません。
それでも自分の周囲の事を変える事は出来るのではないでしょうか?
小さな変化を増やしていけば、大きなうねりに繋がります。
諦めることなく愚直に進んでいく事で、次世代にとって少しでも役に立てることが有ると思います。
今の恵まれた恩恵を受けるだけで消費してしまっては、勿体ないと思うので、私自身しっかりと実行者として行動をしていきたいと思います。

どのような価値観を持ち、現実世界と対峙していくか、恵まれた環境を与えられているリーダーの一人としてしっかりと歩んで参ります。
自分の志・信念に従い進みます。

本日は三年振りとなる観桜会を相双地区出身の方と迎えます。
地域に根差し、地方を大切にしていくことが、国家の継続にも力になると確信していますので、様々なご意見をお聴きする機会に感謝して良い時間を過ごさせていただきます。