陽はまた昇る

週末にテレビは見ない物の録画していた映画や好みの番組を視聴するのは楽しみの一つです。
 
映画館で映画を見た経験は非常に少ない物のテレビで流れる映画は平均しますと週一以上で見ているかもしれません。
映画好きには嫌われるでしょうけど、連続して3本見たり、しかも時短は当然で5分飛ばしも駆使してますので、本当に理解しているとは言えないであろうことは認識しています。
それでも、感動は得ています。

幼い頃から人前で哀しいと言う感情を出すべきではないと育てられた私は個人のスペースでは大いに感情を揺さぶられることが多々あります。

今回見た表題の「陽はまた昇る」は大いに感動した作品の一つです。
御存知の方も多いと思います。
私自身も以前プロジェクトXで見た事のあるビクターの実話を基にした映画でした。

映画も感動的でしたけど、現実的にはもっと壮大なドラマが展開されていて、先の見えない不安だらけの中を模索していくリーダー像に『自分ならできるのか?』『自分には未来を見いだせたのか?』など頭の中で考え続けました。
九州アジア経営塾に行かせて頂いたおかげで、映画の中の主人公が言われる様々な内容が如何に組織に影響を与えているかなど、テクニックの部分でもわかる所はありましたけど、本質的にはやはり『事業は人なり』という事を改めて思い知ったと感じています。

日本ビクターが形を変えている現状にも思いを馳せますし、経営者と現場のリーダーはやはり視点が異なる現実も理解します。
それでも、私は与えられた現状の中で如何に全力を尽くし、多くの方に短期的では無く長期的に貢献できることをしていきたいと思いを強くしました。
私利私欲では無く、利他の心をこれからも力強く発信していきたいと願います。

なんとはなしに見た映画ではありましたけど、森信三先生の仰る所の「人生、出会うべき人には必ず出会う。しかも、一瞬遅からず、早からず。しかし、内に求める心なくば、眼前にその人ありといえども縁は生じず。」と考えますと、私の内なる声が強く求めていたお蔭で引き寄せられたのかもしれないと思ったりもする次第です。