近現代史と書くとそもそもいつを指すのか?と言う疑問も生まれますね。
私がイメージするのは、明治の維新から昭和の大東亜戦争終結まで頃です。
この時期についての学習は色々とご意見もありますけれども、学校教育ではあまり触れないと言うのが現実化と思います。
私自身もしっかりと教わったという記憶がありません。
現代に繋がる問題もある為、なかなか教えるのが難しいのだろうと思います。
個人的にもこの時期の議論をしていると実際の人物に会った話なども聞ける立場であったりして、書物で読むのとは少々異なる見解を持っていたりもします。
最初のインパクトは小学校2年生の時に担任から「日本は戦争に負けて良かった。更には北海道だけでもソ連が奪ってくれていたら、もっと幸せだったでしょう」と言われて驚きながら家に帰ってその話をした所、両親から全く別の異見を聞くことになりました。
少々極端な例であったかも知れませんが、一事が万事近現代の学習においては我が両親の見解と教科書の見解は異なっていました。
ある意味で当事者からの直接の情報なので、個人の思想が多分に入っている物の現存する書物にはその内容は含まれていないことが多いです。
言語化する事の限界を知ると共に真実はなかなか記録には残っていないと感じる次第です。
ただし、事実は事実として残っているのであってそれを否定するものでは無く、記録から心情を読み取るのは大変に難しい物であり、空想が広がるのである意味で楽しいこともであると思う次第です。
そもそも私自身が直接に聞いている伝聞も時間を経て語られるものでも有り、その瞬間の意識とは多少異なるものなのだとも思っています。
学校で教わっていないのに近代である分、当然に記録も多く残っている時代でもあります。
よって色々な場所で議論するのは興味深く、今のうちに上の世代からも多くを聞いておきたいと思う次第です。
語り部は減っていきますので、多くのを証拠などを未来に残し、将来の検証材料の一つにして、結果としてより大切な事を残す一助になりたいと思います。