本との出会い

資格試験も終了しましたので、一旦、溜めておいた本との出会いを楽しんでいます。

今楽しんでいますのは、下記の3作品です。

田口佳史著:「縄文と神道」から読む日本精神史
アリス・ウォータース著:スローフード宣言――食べることは生きること
松下幸之助著:日本と日本人について

表現方法等は異なりますが、各人が信念に基づいて過去からの考察に加えて未来を想像しながら、より良い社会創りの為の提言を頂いているように感じます。
私自身ビジネスの世界で生きてきて、口に出さない当たり前が沢山ありましたが、現代社会とは少しずつずれてきているのかもしれないことを感じました。
口に出すまでもない当たり前の共有がなされてない社会では、表面的な解釈のみで進んでいることが多くあるのではないかと考えるに至りました。
これからは意思決定のプロセスや背景を丁寧に説明していく場を設けていこうと思います。

経済的繁栄は多くをもたらせてくれるものと信じ、猛然と追い求めてきましたが、失ったものも沢山あると感じる機会も増えていると思います。
全てにおいて経済が優先されることなど無いと言うのが私の考え方です。
生き様は自らで決めて行くのが良いので、その分、責任も当然に負って生きてまいります。
改めて東京に人財は居ても人物を育てることは難しいと感じます。
それは、大企業においても同様に難しく、地方の中小企業こそ人物が育ちやすいのだろうと思います。
日本を画一的に救う手法などなく、各地方に有ったやり方で各人で浮上していく覚悟と行動力が求められていると考えています。
私には、恵まれて与えられた役割が有りますので、全力で取り組んでまいります。
人が育つ機会を提供していくために、自らも常に学び変革することを大いに楽しみます。