今クールで観ている唯一のドラマです。
そもそも連続ドラマを観るのも『ゆとりですがなにか』以来のような気がします。
宮藤官九郎氏のドラマ以外あまり観ることも無く、『俺の家の話』はドラマ終了後にコロナ禍の巣籠り時期に観たので、連続ドラマをタイムリーに観るのは久し振りです。
今回は、開始前から録画してでも見ようと考えていまして、リアルタイムで観るのは寝ている時間でもあり、難しいので録画して拝見しております。
携帯に流れてくる芸能ニュースでは視聴率があまり良くないような記事をお見受けしますが、観ている人間にとって視聴率はおよそどうでも良いテーマで、ストーリーで様々な答え合わせや自分自身の生き様を重ねている方が多いのだろうと思って居ます。
加えて聴いたことも無かった若いジャニーズの方を知る機会になっているので、ジャニーズ好きの方からは努力の生き様を知らされるような良い交換条件になっているように感じています。
私の勝手な想像では、本ドラマは元々観たい人が観ているのであって、ドラマ好きがザッピングしながら観ていても価値を感じるものなのかは良く分かりません。
アイドル好きは別の意味合いで観ている事でしょう。
現在までの展開に十二分に満足していますし、これからの脚本も興味深いものです。
聴いたり読んだりしてきた世界をどこまで脚色付けながらも具現化してくれているか、何よりも魂を揺さぶられる展開を大いに期待しています。
等身大の実力も知らずに勝手な夢を描いて社会人になった後、周囲との実力差を初めて知った時にどのような行動を取るのかで人生は大きく変わると思います。
イメージ通りに社会人生活を送れている方にとっては理解できない世界かも知れませんが、様々な挫折を感じている人間にとって本ドラマに出ている二人の生き様は大いに参考になる事が有るように感じています。
結果として成功している人間を羨む部分はあるかも知れませんが、そこが重要なのではなく自分の実力を知った後に如何にもがき、夢や志に向かって努力を継続できるか、プロダクトアウトではなくマーケットインで考えて社会はどのような自分を望んでいて、どのように対応していく事が社会の為になれるかを考え実行していく姿は、多くの人間に良い刺激を与えてくれると思っています。
多くの若い方との会話の中で、等身大の実力や社会の中の本当の価値を理解できている方が如何に少ないかを感じます。
多くの方はご自身の実力を過信しています。
卑屈になる必要があるとは思って居ません。
成り得る最高の自分に成る為に日々努力が出来るかが大切なのだと、強く感じています。
その為には『一つ一つを丁寧に真心込めて』実行していくのが大切だと感じて、実践しています。
とは言え、これは容易な道では有りません。
一つ一つの受け答えを相手の立場に立って、自己の最善を他者に尽くしきることが、『徳』で有り大切であることは何度となく教わっていますが、日々難しい事で有るとも感じてます。
それでも、そのようになれる自分を目指し行動していきたいと思います。
今週の学びで『いくつの時点で人生のピークを迎えたいのか？』と言う問いに多くの気付きが有りました。
華やかな世界の方は10代20代から、世界の最前線に立ち活躍されている方が居ます。
ついそのような世界に目を奪われますが、人生100年時代と言われる中で、20代でピークを迎えて後は下り坂と言う人生に魅力を感じられるでしょうか？
私は、60を過ぎれば愉快な時間が多く有るように過ごしたいと思いますので、それまでは苦労を苦労と思わず、成長のための有難い機会だと捉えて行きたいと思います。
振返りますと、母校のモットーは『人生の最も苦しいいやな辛い損な場面を真っ先に微笑みを持って担当せよ』として教わりました。
この歳になってその言葉の意味を改めて知ることが出来たように思います。
そして、この考えが間違っていないことを教わってきましたので、多くの事を受け容れられます。
歴史で振返っても私が受けている労苦は、戦中や天明・天保の大飢饉などと比較すれば恵まれているのも間違いありません。
この百年で振返っても恵まれている時代であることは疑い有りません。
『若い時の苦労は買ってでもせよ』と言われていた時期は嫌でしたが、全てがハッピーでは無かった色んな経験を積めたことは、今の私を豊かにしてくれていることは間違いありません。
これからも様々な労苦が有るのかも知れませんが、それは全て60を過ぎてからの楽しみに繋がることでしょう。
望むらくはグループでも最も苦労した人間の一人として記録されることです。
周囲を見渡しますと多くの経験を積まれている諸先輩方がいらっしゃいますので、自分はまだまだだと思います。
なので、これからは苦労できそうな場面に真っ先の乗り込んで行き、微笑みを持って担当してまいります。
そんな私の心の安寧に当該ドラマは大いに役立ってくれています。