本年はコロナ禍にて制限が掛かっていた催し物を通常通りの開催で野馬追が進んでいます。
更には次世代への世代交代も適った年となりました。
学生時代から現役を退く経験は有りましたが、野馬追の次世代への引継ぎは30年以上に亘っていたことから感じることが多く有ります。
社会人としても人生としてもいつの日か現役を退く日が来ますので、その心構えとして多くの学びが有りました。
『明日死ぬと思って生き、永遠に生きると思って学ぶ』と言う言葉が有る通り、現役世代は交代しても何かしらの形で引き継がれるべきものが有ると常々考えておりました。
一世代で出来ることは限られています。
それでも歴史を継承して行く事を使命に感じているものは、少しでも先代の物に追加をして次世代に亘し、遺して行くことが誉れです。
いつの時代においても環境変化は著しい物がありますものの、真に大切にすべきは人であることを齢を重ねる度に感じます。
明日を持ってステイホーム期間が終了となります。
この間、古典などを再度読み直す機会を頂戴出来たと感じています。
やはり、いつの時代も人を通じて変遷をしています。
自然現象もその時代ごとの解釈で捉え、改善をしてきたのも人間です。
良い考えを持って行動して、習慣化することで一つ一つを確実にこなし成長してきています。
常に飽くなき向上心が大切であることを確信しています。
『学びて時に之を習う』を持って精進してまいります。
野馬追は25日月曜日の野馬懸まで続きます。
最近のネット社会は便利なもので配信を生中継して頂けています。
本朝から観ることが出来、楽しんでいます。
天候も恵まれたようで何よりです。
陽性になっていなければ、少しは生で拝見できたかもしれませんが、これもまた今年のご縁と思い、中継画像から支援をしてまいります。