150周年を迎えて

6月1日の創立記念日に麻生グループは150周年イベントを開催しました。
東京でも別途開催しますものの、地元福岡で出来事はまた考える機会を与えられたようにも思います。
私自身は、事務局では無いので当日までの苦労は想像するしか有りませんが、大変なご尽力を頂いたものと感謝しています。
参加させていただく立場としては大変有難いイベントとなっていました。
お客様の層も幅広くコロナ禍にも拘わらず年齢も業界も多くの方にご参加いただけました事にも感謝するばかりです。
事務局を慰労したいところですが、東京開催が終わるまではまだ緊張感が有ると思いますので、その後にゆっくりと慰労させていただきたいと思っています。

150周年を迎えても日々の生活がいきなり変わるわけでは無く、200年に向けてまた粛々と人格を磨きながら過ごしていくわけですが、節目ですので色んな振返りと言う良い機会を頂戴出来ました。
100周年の際には生まれてもいないので、経験はしておりませんがその際に発刊された本は読んでおりました。
今回もまた150周年の歴史を本にまとめていますので、こちらを読める日も楽しみにしております。
生きる家や生きる時代は誰にも選べませんので、与えられた環境に感謝していくのみですが、現役時代にこの節目を体験できたことはやはり恵まれていると感じます。
200周年の際には空か地の下辺りから拝見する事は出来ませんから、周年事業として大きい物はこのタイミングのみであったこともご縁で有り、一回きりの貴重な体験を刻み、記録しておきたいと思います。
100周年からの50年を振り返っても日本の歴史は変わってきています。
平和では有りましたが、経済活動においては様々な転換があり、生き残る事は容易でなかったと思います。
ましてや150年を振返りますと戦争も乗り越え、多くの困難が有ったことと思います。
これらを遺し継続していく事を周囲からも認められるだけの活動を今後もしていく必要があると背筋が伸びるばかりです。

ドラッカーの言葉の通り、現実の物語にハッピーエンドは無く、ただ、続いていきます。
150年を経てまた道を歩み続ける姿勢が問われているとも感じています。
改めてこの150年は誰か一人の力で成し遂げたものでは無く様々な関係者と共に創り上げたものであることを感じます。
感謝を基に次なる一歩を着実に歩み新たな歴史を刻み続けます。
この節目に立ち会えたことに深く感謝しています。