根本と枝葉

今週の大きな学びは『自反内省』でした。
自らの原点を知る、会社も創業時の苦労などを次世代に伝え続けることの大切さなどを強く感じました。

これからの中期的な経営計画の為の人財へのアプローチ事がいくつかありました。
インターンの学生とも触れ合う機会があり、大きな学びを得ました。
やはり、世代が異なる方々と交わることは通常以上に刺激を頂戴するものだと改めて感じ入りました。
私自身が現役の学生であればインターンに参加していたか、大分疑問ではありますので、学生時代に仲間になれたかはわかりませんけれども、今回知り合った方々はとても優秀でまじめである印象を強く受けました。
驚きであった事の一つとしてアルバイト先への従順さがありました。
レジの清算時にズレがあった場合、その日にレジ打ちしたアルバイトで割り勘することがあると言う話がとにかく衝撃でした。
レジのズレが発生した場合はほとんど現金がマイナスする状態です。
最近のコンビニ等は人間が計算するのではなく自動でお釣が出てくるので、誤差は無いのでしょうけど、昔ながらのレジスターではまだまだヒューマンエラーは発生するでしょう。
その失敗をアルバイトの人に負担させるのはとても首を傾げる対応です。
その様なことをしていれば、アルバイトはもっと別の形で就業先から稼ごうとするマインドが発生してしまうことでしょう。
レジミスが発生するのであれば、レジ清算を細かくしてミスの時間を特定する努力など他にも打てる手はたくさんあります。
結果として自動レジが現在最も良いものと考えられているでしょうし、将来的には既に実証実験も行われている完全キャッシュレスでビデオ等による自動精算が進んでいくことでしょう。
それらのバイト先に対して疑問を持ちながらも、あえて行動を起こさない学生のまじめさもとても気になりました。

何が正しいかは分かっていても、いろんなものへの配慮から行動が出来ないのかもしれません。
そんな酷い現場でアルバイトをした結果、間違えた大人の判断に慣れてしまえば、大人への信頼は損なわれてしまうことでしょう。
これから希望をもって就職をするのに、本人は夢も何も持てなくなってしまうのではないでしょうか。
働くという入り口ともいえるアルバイトで大人を信じられなくなるのはとても残念です。
勿論、現実的には全ての人間が良い人とは限らないので、ある程度の悪意に触れておくことは大切でしょうけど、信頼を失うほどになってしまうのはとても残念に思います。

枝葉として出ている事象は、アルバイトの方へのろくでもない対応ですけど、根本としてはそこで働いている社会人も一人ではないはずなので声を上げられない大人も多くいるということへの不安が残りました。
これから社会に飛び出す学生は更なる素晴らしい世界を見つけて羽ばたくことも可能でしょうけど、現状に飼いならされてしまう大人をそのままにしておかないことも肝要であろうと考えた次第です。

恐らくそのアルバイト先は大きな店舗の出先機関である可能性も強いでしょう。
本当の経営トップが望むことを現場がしていないことの表れでもあります。
トップに立つものは現場にも常に配慮して、自分の理念がどこまで浸透できているかを常に意識して変革を与えようとする努力がとても大切だと感じます。
至誠は天に通じます。
信じて頑張ります。